2018年11月23日金曜日

長崎の繁華街でBSL4建設着工反対活動 ~チラシ配りや署名運動~(中止連)

 長崎大学が、最も危険なウイルスであるエボラウイルスなどをアフリカから長崎市の同大坂本キャンパスに持ち込んで動物実験や遺伝子組み替え実験をするBSL4施設を12月21日に強行着工する表明をしたことに反対している、BSL4施設設置求める自治会・市民連絡会(中止連)の山田一俊会長ら約10人は23日、同市の中心部の鉄橋で反対の署名運動とチラシ配りをした。
長崎大が坂本キャンパスに建設を強行しようとしているBSL4施設の反対運動をしている周辺住民たち

  中止連は、BSL4施設計画の差し止めを求める会(求める会)を支援する活動の一つとして位置づけている。


 求める会は、長崎大学が設置を計画しているBSL4施設について、ヒューマンエラーは絶対におきるものであり危険で、また同大は日本学術会議が提言している周辺住民への事前の「合意」もなく、住民との信頼関係は崩れているとして、長崎大と長崎県、長崎市を相手取り、今月16日に、BSL4関係の情報公開を求めて長崎地裁に提訴した。
 住民らは「施設ができれば、ウイルスがいつ漏れ出すか分らず危険で、毎日、不安をしいられる。住宅密集地に造るのはありえない。」などと訴えた。道行く住民らの関心は高く、「リスクはゼロではない。BSL4施設はない方がましに決まっている。」など言って署名に応じ、33筆の署名を得た。これで、訴訟賛同署名は1990筆となった。また、1時間で用意したチラシ300枚を配った。
 求める会は大学が着工を強行すれば、工事中止の差し止めの仮処分や工事差し止めの訴訟も視野に入れている。訴訟の賛同署名とは別に、これまでBSL4施設反対署名は1万7千筆以上集め、26の自治会が反対を表明している。

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