2018年11月16日金曜日

「提訴」前集会を開催しました。

日時:平成30年11月15日(木)18:00~
場所:上野町東部自治会公民館(長崎市上野町8-20)
議題:本会の趣旨説明,代理人弁護士による訴訟方針説明 ほか

○ 会場の様子
お陰様で,会場は用意した席がすべて埋まりました。
(来場者数45名)
また,報道各局も来場され取材していただきました。
(新聞5社,テレビ局2社)





○ 山田代表からご挨拶
BSL4計画が持ち上がって以降の自治会の動きや長崎大学の対応,法的手段による解決手段を選ばざるを得なかった経緯をご説明させていただきました。
地元住民の大半が反対し,理解と合意が得られたという事実がない中,11月14日の地域連絡協議会(長崎大学主催)において,河野学長は「手続きが整い次第着工する」旨,発言しました。



○ 代理人弁護士による訴訟方針説明,来場の皆様との意見交換
代理人弁護士から,訴訟の方針案を説明。
代理人弁護士からは,被告としては長崎大学のみが確定しており,長崎県と長崎市を被告に入れることについては,意見交換の後に確定するとの説明がありました。
BSL4施設については,本来,住民の生命と健康を守るべき立場にある長崎県と長崎市が建設を容認しなければ,長崎大学単独では建設不可能であったことを考慮すると,長崎県と長崎市も被告に加えるべきとの提案が,代理人弁護士からなされました。
提案に対して会場からは,過去,武蔵村山市における国立感染研究所のBSL4建設にあたり,市長が反対の立場をとったため,BSL4としては稼働できなかったことについて触れたうえで,代理人弁護士の方針に賛成する旨の発言がありました。
今回は,情報開示の請求のみを求めること,被告として長崎県・長崎市を入れること,訴訟費用について,それぞれ質問がありました。
訴訟内容とは直接関係はありませんが,長崎市議会議員の態度についての質問もありました。
最終的には,まず情報公開を求める訴訟を行うことへの理解と長崎県・長崎市を被告に加えることについて,ご参加された皆様から賛同が得られました。




○ 役員紹介と役員代表による決意表明
最後に,役員紹介の後,役員の一人である木須長崎大学名誉教授が決意声明を発表しました。
声明の中で,長崎大学について次のように触れ「裁判に訴えてBSL4計画を止めるよりほかはない。一緒にがんばろう!」と訴えました。
  • 日本学術会議の提言の中で求められている住民の理解と合意は,必ずしも着工の要件ではないと発言したこと
  • 現在のバイオ施設で取り扱っている病原体についての情報開示を求めたところ黒塗りで全く内容がわからなかったこと
  • 安全管理記録にコピーを使い回していたこと
  • このような長崎大学が危険なエボラのような超危険なウイルスを住宅密集地で取り扱おうとしているが,その資格はない
  • 私たちの願いはただ一つ,住宅密集地で超危険な実験をやめて欲しいことだけ
  • そのような素朴な願いに,大学は全く耳を貸さない
 

以 上

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