エボラウイルスなど、治療法がない最も危険なウイルスを輸入して、動物実験などをするBSL4施設が、来週にも長崎大の坂本キャンパスに着工されるのに反対して、BSL4施設計画の差し止めを求める会は、20日午後6時からBSL4建設予定地に近い長崎市の長崎大学坂本キャンパス正門前で、2回目のキャンドル・スタンディングを開いた。
雨が降る中にも、近隣住民らを中心に47人が参加、ペンライトをかざしながら、最初に求める会の山田一俊代表が「最初の着工予定日だった21日の着工は、手続き上延期になったが、大学は日本学術会議の提言にある住民の事前の合意のないまま着工しようとしている。BSL4施設は危険であくまで反対しよう。」とあいさつ。
参加した住民たちは、雨で傘をさしながら「見上げてごらん夜の星を」を合唱した。
続いて参加者は、一人ひとり「BSL4ができたら想定外の事故が起き、長崎は死に街になる」「長崎大学は地域との共生を言っているがエボラとの共生を押しつけている」などと訴えた。
最後に唱歌「故郷」を歌った。
求める会は大学と県、市を相手取り、情報公開を求めて提訴しており、この第1回の口頭弁論が25日午後4時から長崎地裁で開かれる。
求め会は地裁前で、午後3時15分から事前集会を開く。
また、裁判官に住民の反対の姿勢を知らせために、傍聴席を満杯にしたいと考えており、傍聴希望者が多く来るよう呼びかけている。
例え、裁判が抽選になり漏れても、裁判後、報告集会を長崎地区労会館で行い、裁判の要点をみんなに知らせる予定。
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