2019年1月27日日曜日

「合意がない」と周辺住民が反対を叫ぶ中、長崎大でBSL4施設を起工式が強行される。

 まだ治療法が確立されていないエボラウイルスなどの感染症を研究するBSL4施設の起工式が26日、坂本キャンパスで開かれた。

 起工式の神事は宗教行事で税金で賄う国や国や自治体、大学などは出来ないため、業者の主催。5階建て5300平方メートルで28日に事実上着工し2021年7月に完成し、その後、長崎大学を主体に東京大や京都大など9大学が動物実験や遺伝子組み換えの研究を順次行う計画。


 建築主の河野茂学長が刈初をした後「感染症は国境を越えており、治療法が確立されていない病原体の研究は重要。地域との協議を重ねて意見に耳を傾けながら理解を得ながら工事を進めていく」とあいさつ。

 一方、この坂本キャンパス(医学部)正門前にはBSL4施設の差し止めを求める会の会員ら周辺住民らが主催者調べで59人が参加。横断幕やプラカードをかがげて大学職員や起工式に出席する人らに反対を呼び掛けた。最初に求める会の山田一俊代表が「日本学術会議の提言にある住民との合意のない中、起工式を強行するのに強い怒りを覚える」とあいさつ。そのあと、参加者が『ニューマンエラーは絶対に起こる」「安全と言うのは神話で大学も100%安全でないと言っている施設は造るな」「最近ボヤ騒ぎを起こし隠蔽したのが分った。情報を隠すのは長崎大の特徴。そんな大学では針刺し事故などが起きても隠蔽され、危険極まりない」「例え施設が造られても絶対に稼働させないようにしよう」などと叫び、反対を叫んだ。


0 件のコメント:

コメントを投稿

10月の初めにBSL4施設計画について考える

 国立感染症研究所は9月末までにエボラ出血熱やラッサ熱などの5つの原因ウイルスを輸入して、東京都の武蔵村山分室に搬入したと発表した。来年の東京五輪・パラリンピックを控え、これまで日本になかったアフリカの風土病の検査体制を強化、多くの外国人が日本に来てこの中に、万一、これらのウイル...